コンパクトCX-3ドライブのインプレッション
借用したCX-3に乗ってみた。試乗したこともあるが久しぶりのCX-3だ。
リニアリティ(アクセルワークと加速の自然な一体感、ハンドリングとコーナリングの自然な一体感)はCX-5に比べると格段に悪い。
そのくせディーゼルエンジンのざらざらしたフィーリングはしっかり残っている。
内装デザインは洗練されていると言いたいが、お洒落なつもりで無駄も多い。メタルラインなどは最低の出来栄え。見慣れると無駄な分だけ仇になる。
もっとも嫌なのは、SUVなのに背が低いこと。何なのこれといった感じだ。
最悪は視界の悪さ。CX-5と同じでフロントグラスの上に余計なものがいくつも装備されているから視界が悪い。背が低い分、そのデメリットはCX-5以上だ。
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魂動デザインとか聞いたことがあるが、何か間違えていないか。 下から上を窺うヒョウ(豹)をイメージしていたら大間違いだ。「これからの車は目が命」が分かっていない。もっと言えば「五感が命」だけど。デザイナーは車の目はヘッドライトと思ったようだ。だから簡単に破綻してしまった。誰が最初にやるか分からないがルーフと一体化した全方位カメラ/レーダーシステムが出てくるのは時間の問題だろう。
魂動デザインの進化版がヨーロッパで紹介されていたが、本質は変わっていない。
魂動デザインとマツダコネクトで全滅するかもしれない。30年前のマツダ大暴走時代を思い起こさせる現状だ。あの時はチャネルとラインアップの無謀だったが、今回はデザインとIT対応の時代遅れになりそうだ。
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