エンジン交換の副作用?時速100キロ超えると加速できない!
- 口コミを見ると似たような事例が同じマツダ車であったようだ。他社のクルマにも何かあるようだ。関係性の有無は疑うが、有りえないトラブルではないことが分かるだけでも意味がある。
ディーゼルの厚いトルクで高速(時速100キロ)辺りからでも簡単に急加速できるのがCX-5の魅力の一つなのだが、帳消しにするようなトラブルが発生した。高速道路で100キロ前後で巡航している時にアクセルを踏み込んでもスピードが上がらなくなった。タイミングによってはシフトダウンするのだが回転数が上がってこない。
速度が100キロ、110キロ、120キロのどの時でも、アクセルを踏み込むと高い確率で加速出来ないトラブル現象が出る。
エンジン交換直後のドライブで慎重に運転していて、高速に上がってからも慎重運転。流れが安定してからクルーズコントロールで走行。
高速道路を距離にして50キロぐらい走行してから徐々にスピードを上げる。クルーズコントロールで最高の115キロを設定すると115キロまで加速していくが、上り坂では100キロ少ししか出ないことがあった。エンジン音も変な感じ。苦しがっているような。これが最初に違和感を覚えた現象。平坦路や下りでは115キロまでスムーズに出る。
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これはエンジン交換の大規模修理から戻ってきてから3日目の走行でのトラブル。街中はスピードを上げないので何の問題もなく走行できていたが、3日目に高速道路を利用して初めて発見できた症状だ。高速道路も100キロぐらいまではスムーズに加速できていたので、発症条件はやや特殊なのかも知れない。
今回はエンジン交換修理の確認作業の一環として高速走行も実施しているが、短い距離では発見が難しい症状だったかも知れない。このトラブルを事前に発見するには時速100キロ~130キロの間で急加速、あるいはクルーズことロール併用など念入りにテストしないと難しい。もしくは何らかのテスト機材を積んで確認するしかない筈だが、そのようなテスト環境は販売現場のサービス部門では用意していないだろう。
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今回の不具合と、エンジン交換作業との直接的な関係は分からないが、サービススタッフは最善を尽くしているので、それだけに返って原因の特定は難しいかもしれない。
兎に角、エンジン自体に不具合が発生していては困るので一旦パーキングで車を休め、サービスマネジャーに状況を報告。車をクールダウンしてエンジン再始動で症状が回復しないか確認もしたかったわけだが、結果はNG。
パーキングエリアから本線に出て100キロ近くまではスムーズ。その後の症状はアクセルを踏み込んでも加速していかない。エンジン自体が故障しても困るので、テストは止めて静かに目的地に向かう。
サービスマネジャーに類似症例の有無などを早急に調査するように2回目の依頼連絡を入れる。クルーズコントロールに関連するトラブルを疑う話が来たので、クルーズコントロールをオフにした状態でも発生していることを3回目の連絡で伝える。
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(追記)
今日も一般道を運転するが速度は60キロ70キロがせいぜいで、この場合は加速できないような問題は出ない。
運転する時間も短い。10分、20分がせいぜい。
実質的には高速道路でしか確認できないトラブルだが、素人なりに何が考えられるかと思ってもメカ屋でもなければ無理だな。
(追記2)
今日は少し長い時間高速を利用。お盆の影響か工事の影響か、道が混んでいるので自由に高速走行とはいかない。オートクルーズ設定を90キロから115キロの間で色々変えながら使う。前に車がいるので100キロも出ないことの方が多い。
それでも2時間ほど乗り続けてから、上り坂に差し掛かった時に問題の現象が出た。前には車がいないので設定の115キロで頑張ってくれていいのに100キロでピタッと止まっている。回転数は3000回転。シフトダウンした状態だ。エンジン音が変に聞こえるがギア比が下がっての異音なのか別の原因の異音なのか分からない。
クルーズコントロールを外して自分で加速させてのテストはやらなかった。再現性があるということは問題ありなのだから、次に何が起きるか心配。事故ったとしても誰も責任は取らないだろうから。
エンジン交換まで出なかった現象だから、何らかの問題が持ち込まれた格好だ。
BSM異常のトラブルも再発したので、いずれにしても早々に車をディーラーに持ち込むしかない。
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(勝手な推測)
アクセルを踏み込んでも加速できないトラブル
ネット上を調べると推定できることが幾つか紹介されている。興味深いので並べてみる。
- ATF(オートマチックトランスミッションフルード=オートマオイル)の劣化⇒新車・エンジン交換直後では考え難い。
- AT(オートマ)の不具合。⇒何らかの関連は有りそうだがよく分からない。
- スパークプラグとプラグコードの不良⇒ディーゼルでは関係ないかな。
- 燃料系統の不良(燃料タンク、燃料フィルター、インジェクター)⇒汚れなどは新車では考え難いだろうが、エンジン交換作業時に不適切なものが入り込む余地が無いともいえない。
- 吸気系エアフロメーター不良。⇒センサーの特性が不適当だと、現象のトラブルは有りうるか。
- O2センサー不良。⇒単独の問題では特定速度域の問題事象は発生しないだろうが、関連はあるかも知れない。
- パイピングの抜けや吸気漏れ⇒高速走行時のみの現象から推定すると考え難いか。
- ECU(エンジンコントロールユニット/エレクトロニックコントロールユニット)又はセンサーの不良⇒今回の問題現象が特定的だから可能性は高い。
- 自動ブレーキシステムの不良=何回か作動すると前に車が無くても作動することがあるかもしれない。ロジックのバグ。可能性は高い。これまでの他のトラブルもオートクルーズコントロールが引き金になっているような印象がある。憶測だけど、マツダは電子ロジックが弱点のような気がする。ブラックボックス化してしまって品質の確立が上手く出来ていないような。
- ネット上の情報で興味深いのは早目の修理点検を奨めているが、悪くするとエンジン交換になるという記事だ。エンジン交換直後に考えられる原因の特定は案外容易かも知れない。
(勝手な推測を続ける)
- このトラブルの発端はシステム異常~点検などの表示が出たこと。
- 診断システムはオイルレベル異常を示していたと記憶している。原因は分からないが、オイルを充填して様子を見ることにした。オイル漏れトラブルの認識段階。
- 次にチェックするとやはりオイルが想定以上に消費されているので、初期充填ミスでなく、何らかのシステム異常を確信。
- 最初はインタークーラーを疑うが、技術サポート(エリア技術スタッフ?マツダ本社スタッフ?)側の判断でターボチャージャーを交換することに。この段階もまだ原因特定には至ってなかったと思う。試行錯誤プロセスを始めた状況ではないか。
- ターボチャージャー交換でもオイル漏れトラブルが解消しないことを確認。
- 最も回避したかったエンジン交換の判断をする。新車のオイル漏れでエンジン交換などメーカーとしては最も避けたい事態に違いない。
- エンジン交換は約1か月かけて実施。純粋にエンジン交換ならこんなに時間が掛かることは無いだろう。真の原因の特定と適切な対応策の検討を色々試行錯誤していたのではないかと想像する。
- 間もなく1か年点検のタイミングが来るから、その時にオイル漏れトラブルの解消の確認も行う予定だろうが、あまり楽観できるものではない。
- いずれにしても、オイル漏れトラブルは現場サービススタッフが対応するには荷の重い深刻なものと判断すべきだ。千葉の整備工場に引き上げてメーカー側で責任点検すべきだろう。本来出荷基準を満たしていたかどうかさえ疑われる。
- 今回の加速できないトラブルはエンジン交換に伴う広範な作業~弄り回しと無関係な訳はない。原因特定が簡単なものか困難なものか分からないが、現場のサービススタッフの責めにすべきではない。品質確立していないものを出荷させたメーカー側の責任と考えるべきだ。フライイングで車両登録までさせてしまったメーカー責任は極めて重い。
- この問題をそろそろ1年も引きずるつもりだろう。マツダの品質ポリシーは長期間の顧客への迷惑などお構いなしなのか。これは経営マターですよ。現場に問題放り投げてどうするんですか?。不良品質を現場に垂れ流しして現場を苦しめるのはもう止めて欲しい。
たまたまの不良品と言うのは有りうるかもしれないが、リカバリーは確実に出来て然るべき。客の車で試行錯誤は絶対に駄目でしょう。
黙って車を引き取るべきだ。
誰にペナルティがあるかも明らか。変な条件を付ける意味も無い。
マツダ(メーカー)は品質をどのように理解しているのか甚だ疑問だ。営業現場の杜撰な対応を既に報告しているが、メーカーとしての対応はそれを上回って無責任な対応を続けているように見える。
- マツコネ問題。多くのマツダファンが途方に暮れている。担当者不在?責任者不在?。
- オイル漏れ問題~1年も引きずる問題か?メーカーの品質責任意識が希薄だ。
- その他指摘済みの多くのトラブルや不具合。十分な説明も聞けていないが、説明責任はメーカー側ですよ。
- これらは現場のサービススタッフでは対処できない問題。
(疑念)車を交換したら品質問題は本当にクリアできるのか?
エンジン交換しなければいけないようなものを市場に出すこと自体大問題だが、市場に出た不良品質に適切なリカバリーも打てないのも大問題。確立した品質技術を持っていないのではないか。
良品に当たるか不良品に当たるかは運次第。不良品に当たるとずっと不良品質と付き合わなければいけない。これが今のマツダの実力なんだろうか。
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(追記)
7月24日、サービスに連絡を入れてから5日目(7月29日?)になるが、類似トラブルや対処法に関する情報連絡は来ていない。遅い。データベースにも登録されていない希な事例とも思えないが、検索システムや情報収集の仕組みにも課題があるのではないか。事例データベースの有効性評価をやっている人が居るかどうかも疑問。
市内の普通のドライブではトラブルは発生していないが安心が行かない。車に乗るのが躊躇われる。近くのディーラーに持ち込んだ方がいいのかどうかも簡単でない。困ったものだ。
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- 本日(8月7日?)、夜になってサービスマネジャーからメール連絡ありました。残業になったかもしれませんが有難いことです。調査の結果、ピタッとくる事例はなさそうです。可能性として推定するところでは、
- エンジン交換後の自動的なチューニングプロセスが完了していない可能性。
⇒広い意味で慣らし運転に相当するものですが、既に200キロも乗っているのでもう十分ではないかな。 - DPF再生の影響の可能性。
⇒最初に現象を確認して、最後に確認するまで、距離で約100キロ、時間で約1時間も間があるからDPF再生の影響が続くことは考えにくい。
⇒DPF再生の影響ならこれまでにも何度も発生していた筈だし、別に100キロ超の速度でだけ問題になることもないのではないか。
⇒DPF再生時は何かアラートが出るのではなかったかな?。何も出ていなかったけど。 - 真実は蓋を開けるまで分からないものだ。案外詰まらない原因だったりするかも知れない。もしくは迷宮入りかも。いずれにしても、早めにディーラーに持っていくしかない。ところがディーラーの夏休みとお盆休みがつながるからタイミングが難しい。
(追記)8月11日
マツコネ不調に予定にない高速道路利用になったので、高速道路での加速を試してみたが、混雑していて自由にスピードを上げることは出来なかったが、部分的には問題が無かった。クルーズコントロールも利用しなかった。
前回も当初は加速性能に問題が無かったし、クルーズコントロールも利用しなかった。問題症状が発生するには何らかのトリガーになるものがあるのだろう。
考えられることは、
- 連続運転時間
- エンジン回りの温度状態
- クルーズコントロール利用による加速制御または減速制御
- 複合的要因
別の懸念は再現性が無いとして品質トラブル事例から削除されてしまうこと。品質に厳しい企業ではありえないが、率直に言ってこの1年のマツダを見ていると懸念せざるを得ない。
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- 本当に酷い車を持ってきたものだ。我慢の限界かな。修理コストも想定外にかかっているのではないだろうか。あと少しで1年になるが、理由は色々あれど、安心してドライブできない。サービスの人たちは本当に頑張っているのが分かるけど、所詮、設計・製造の穴埋めは簡単に行く訳がない。
- ケチのつき始めは担当営業のフライイング車両登録。納期優先、品質二の次で出荷されたのだろう。もし正常に出荷されたと言うなら全ての商品がいい加減に出荷されたことになる。マツダは後者を主張するのだろうか。
- スペックミス(アイドリングストップなど)は放置されたまま、利用技術ミス(マツコネなど)も放置されたまま、 純粋なトラブルも原因究明に至らず。サービススタッフを見ていて気の毒だ。オイル漏れに至っては手を入れれば入れるほど深刻化している印象がある。本部の技術サポートのレベルあるいは仕組みも疑うしかあるまい。
- トヨタで何年も何台も乗ってきたが、記憶にある問題となるトラブルは1件だけだ。トラブル満載の新車など前代未聞。電子化ロジック化が問題を難しくしているのは分かるがそれは他社も同じこと。
- 営業品質は関東マツダの問題としても商品品質はマツダ本体の問題だろう。お客様相談センターは販売会社にたらい回しているがそういう問題の捉え方がマツダ品質を脆弱にしているのではないか。打っても響かない粘土質の顧客窓口など意味が無い。
- 最初からエンジン交換するような車を出荷するな。出来の悪いサービススタッフの店舗で販売されたものは今なお問題の所在すら気づかず運転しているだろうか。
- メーカー殿、小飼雅道殿、この不良品を引き取って何が問題なのか徹底究明して頂きたい。正常なプロセスで出荷されているなら尚更本気でリコールの可能性まで考えて調査して欲しい。至急の対応が必要な筈です。(2016/07/28追記)
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高速走行時に加速できなくなる現象は事例的には少ないようだが、再現性がはっきりしていないとトラブルとして認識されないで有耶無耶にされている可能性も高いと推定する。
この1年間のマツダの対応は、営業担当の意識の持ち方も含めて、品質問題に積極的に向かい合う姿勢が希薄に思う。マツダの品質管理部門、品質保証部門の意識の低さが垣間見える印象だった。
品質データベースを整備するための品質活動基準が十分整備されていない懸念があるのだが、今回のような不明トラブルは何処かでネグレクトされているのではないか。サービススタッフは既存DBをチェックできても、登録は出来ていないと想像する。登録基準が逆向きになっていて、不明トラブルは捨てられている可能性がある。それこそ宝の山を捨てている可能性だ。
お客様相談センター(K氏)の対応を見ても、この会社の品質ポリシーとCS活動の乖離が窺える。現場が苦労していて、本社(広島)が王様になっている印象だ。
トラブル事例の収集が適切の行われていなければ、品質点検基準にも反映されることは無い。希少事例が無視されるような手順しか持っていなければ、次のステージに上がることは永久にないだろうに。
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