マツダ株主総会で出たクリーンディーゼルの品質問題
気になる問い合わせがあったのでで少し調べてみました。あくまでもネット上の情報なので何処まで真実かは分かりませんが、。
- これらは2016年6月~7月に話題になった事項。
デミオやCX-5に搭載している1.5Lディーゼルで不具合報告が多く出ているらしい。あまり表立っていなかった問題ですが、株主総会で質問が出てしまった以上、メーカーは至急対応することが迫られた格好になった。
1.5Lディーゼル搭載車の売れ行きが落ちている(止まっている?)ような観測もある。本当のことは販売または出荷統計で分かるのでしょうが。アクセラに1.5Lディーゼル搭載は少しでもエンジン在庫を掃きたかったからかと勘繰ってしまう。
幸いにして、2.2Lディーゼルではあまり問題になっていないようだが、真の原因究明が行われない限り、1.5Lディーゼル固有の問題と断定することは出来ない。
掲示板にはDPF再生中のトラブルとある。多分パワー/トルク不足時のギア自動調整が上手くできていないのだろう。2.2Lはパワー/トルクが十分なので問題が表面化しない。センサーシステムの設計ミスだろうが普通に対策するとコストが高くなるのでクリティカルな問題が出るまでは放置する腹なのか、本当にエンジンが止まったりしたら走行状態によっては人身事故になって一発退場でしょう。あくまでも推定の話で本当のところはメーカーが説明責任を果たすまではっきりしない。掲示板では、むしろメーカーの説明が不得要領でユーザーの不信を買っていることの方が大きな問題になっているようだ。どのような注意をすれば回避できるか、ワークアラウンドの提示を求めているが、それすらできていないことが更に不安を深刻なものにしている。
(掲示板の書き込みは意図的に悪意の書き込みが入ることが少なくありません。鵜呑みにしてはいけませんが無視することも正しくありません。不当な書き込みに対しては適切な対応、誤解を解くための必要な説明などを行うべきです。)
/
原因も現象も別かも知れないが、2.2Lディーゼルも今回はエンジン交換の憂き目にあっているので、率直なところ、マツダの品質技術全体に詰めの甘さを感じない訳には行かない。 トヨタ車では品質問題でディーラーに駆け込むのは10年に1回あるかないかなのに、マツダ車ではマイナーチェンジモデルで品質が確立している筈なのに、なんだかんだとディーラーに毎月のように行っている印象だ。事故に遭った中古車を買ってもこんなにひどくはないだろう。
不良営業から不良品を買わされたのか?。
/
例の担当営業にDPFの話を聞こうとして何も問題ないから知らなくていいと言われたことが思い出される。「品質は現場で作る」意味は生産現場に限らないことを理解すべきだ。問題を拾って早く的確に報告することが品質の早期確立になるのだが、こんな営業ばかりだったら後追いの品質しか作れなくなる。教育が甘い。今は、お客様相談センターに問題を入れても販売会社にたらい回しをして済ませてしまうから全く取り付く島がない状況なんだろう。株主総会でこういう質問が出ること自体、経営品質上の大問題だが、マツダの経営陣の意識が低いと縦割り責任対応で済ませようとするかもしれない。顧客の声、現場の品質を拾う仕組みもできていない極めて脆弱な組織体制と言う気づきがないのではないか。これって、小飼さんの問題なんですよ。小飼さんが恥ずかしいと感じていなければ裸の王様よりもっと残念な状況と言うことになる。
/