ヘッドライトが上を向かない?
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- ライトを上に向けようとレバーを操作しても上を向かない。どう言う訳か。レバーを手前に引けば普通にフラッシュ(上向き)状態になる。しかし、常時上向きにすることがなかなか出来ないのだ。
- それ程緊急の深刻な事態でもないのでそのうち分かるだろうと思っていたが、実際はなかなか分からない。
- サービスに問い合わせしているがこの程度でフォローするのも気の毒だから試行錯誤してみた。担当営業不在の状態が続いている*ので何かつけサービススタッフに負担を掛けさせてしまうのは申し訳ない思いだ。(*いつまでも担当営業をアサインしないのも店舗としての怠慢ではないか?)
- 試行錯誤の結果
- ヘッドライトをオートから常時点灯にすると、ライトのアップダウンが出来る。
- オートの状態ではアップダウン(正しくはアップ)が出来ない。これは、スペックなのかトラブルなのか不明だが、仮にスペックとすると明らかな設計ミスだろう。ヘッドライトは普通はオートにしているものだ。ハイビームにするのに常時点灯にしてから上向きの操作をするのは余計な手順を踏むので好ましくない。
- マツダCX-5のHMI設計は疑問点が多いが、ヘッドライトの操作性についても仮にスペックなら設計ミスの一つに加えるべきだろう。
(追記)
ヘッドライトが上を向かない!!
- 5月下旬、点検に出した時にヘッドライトの様子も見てもらった。ここのエンジニアは例の営業とは全く違って誠実な対応でいつも感謝している。点検の結果、実際に夜間走行での確認はしていないが、模擬的にチェックした結果は異状なしと言うことだった。整備点検ではスペックを達成していると言うことだろう。
- オートライト状態でヘッドライトを上向きにしても、実際の明るさ、対向車の有無、歩行者の有無、走行速度などの状態に寄ってハイビームにならないということらしい。カタログのままです。
- しかし、街灯もない真っ暗な田舎道でハイビームが効かなければ意味が無い。それをスペックと言ってくれても役に立たない。殆ど利用機会のないスペックなら単純に設計ミスだろう。
- エンジニアの人は設定でハイビームにならないように出来るからと言って設定状態も確認していたが、設定の問題でもないとのことだ。
- 常時点灯の状態ならハイビームは可能。オートライト(ALH)の時はセンサーと複雑なロジックを利用するが、センサー感度の設定も含めて適切な処理が出来ていないのだろう。設計ミスか製造不良か分からないが、確認する環境も用意されていないのは残念だ。
- ロービームにするのも安全性能ならハイビームにするのも安全性能なのだ。
- (結論)
- その後、本当に真っ暗なトンネルでオートライトでもハイビームに出来ることを確認できた。結局、センサーの感度設定が不適切ということに落ち着きそうだ。
- この車は品質不良が散見しているので整備点検工場(千葉)での作業が不十分なまま出荷されてしまったと推定できる。
- その原因は、やはり不適切営業によるフライングだろう。何らかの形で個体不良をもたらしているに違いない。本当に無関係なら全ロットに何らかのリスクが残されていることになる。
(追記2)
デイタイムランニングライト:DRL?
- 日中走行時のヘッドライト常時点灯は緯度の高い国では普通のこと。燃費は悪くなるが安全性確保が優先されるのだろう。国によっては義務になっている。
- メーカーは通常のヘッドライトとは別に、燃費性能確保のために、常時点灯用のライトを用意している。それがDRL。当然一定の明るさを要求している。DRLは安全設備の一つという理解にたてば緯度に関係なく利用されるようになってきた。
- 日本は緯度が高い分けでもないのでそのような法律は無い。むしろARLはアクセサリー扱いされて光量に厳しい制約(300カンデラ以上は不可)がついてしまう。輸入車についているARLは光量が大きいのでそのまま使えない。一種の輸入制約になっている。
- メーカーは300カンデラ以下でDRLを装備することが出来るが、輸出仕様では恐らく400カンデラ以上など別仕様を設備することになる。DRLが普及すると、中古車が売りづらくなる?、コストアップになる?
- やはり、海外DRLの評価を踏まえ、国が法改正を行うことだろう。国会議員はサボっている?。
- 安全性能では前方の状態を知って対応する自動運転関連の技術もあるが、歩行者を含む相手側の視認性の改善も重要。小動物が犠牲になるようなことを出来るだけ回避したいものだ。国土交通省の枠組みを超えた取り組みが望まれるが、日本の自動車業界の姿勢が常に受け身に回っていることも問題だ。