マツダ関係者以外の方の閲覧はご遠慮ください!

【見たままのマツダ】 関東マツダ営業事例・CX-5商品レビュー・その他

お客様相談センター/コールセンターK氏は顧客の声を受け止めることに消極的でした。止むを得ず、Webサイトを利用して、マツダクオリティに取り組む全てのマツダの人に直接メッセージを届けることにしたものです。内容は適宜更新されます。レビューを含め全ての記事に目を通すことをお奨めします。/2016.01/

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マツダCX-5大成功は諸刃の剣(もろはのつるぎ)。経営陣は成功を次の飛躍の基盤にできただろうか。継続レビューで見えて来るのは不安の未来かも知れない。/2017.01/

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交換した2016年モデルは絶好調だがマツコネ問題だけはクリアできない。今年こそはマツダコネクトアップグレードオプションに期待したい。/2018.01/

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「マツダお客様アンケート謝礼(Amazonギフト券コード)のご連絡」が届いた

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「マツダお客様アンケート謝礼(Amazonギフト券コード)のご連絡」が届いた
  1. ギフト券番号:■■■■■■
  2. 金額: 500円
  3. 有効期限:2028/1/10
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「マツダお客様アンケート謝礼(Amazonギフト券コード)のご連絡」としてコード番号が届いた。

お約束通りのこととはいえ有り難い話だ。金額が小さすぎるし使い方も分からないが、10年間も有効期限があるのに驚いた。10年もあると其の内と思って結局忘れてしまいかねないから早めの処分するのが賢明だろう。

謝礼は有り難いが、アンケートをどのように受け止めたかがもっと重要。顧客にフィードバックできる情報が何もない訳ではないだろうから、これはマツダ本社の顧客と向かい合う時の姿勢の問題に違いない。悪くするとマツダグループの社員さえもアンケート結果にアクセスできないもかも知れない。

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(追記)2018/05

3か月経過。これまだ使っていないけど。このまま忘れたら自分は損する勘定になるが、だれが得するのだろう。

マツダ側はアマゾンに費用を支払い済みだろうから、アマゾンが得することになる。実使用率を踏まえればアマゾンがマツダ側に請求する費用は少し安くしているかも知れない。

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(追記)2019/01

今年も月末になってアマゾンギフト券コードが届いた。前回は真面目に回答したが今回は結果的には不真面目な回答だった。アンケートする側もそれほど真面目にやっていないようだから止む無し。こういう緩いところがマツダの良いところに見えるときもある。

  1. ギフト券番号:***
  2. 金額: 500円
  3. 有効期限:2029/1/10

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マツダの今を知るグッドレポート(by金子浩久氏)!やはりマツコネはアキレス腱?

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マツダの今を知るグッドレポート(by金子浩久氏)!やはりマツコネはアキレス腱?
  1. レポートはCX8のものだがCX5を含めたマツダの車づくりの現状が良く理解できる。技術と商品の違いも的確でこれならマツダ関係者も改めて認識を深めることが出来る。
  2. 今やマツダのアキレス腱になってしまったマツダコネクトに総称されてしまう車内情報システムにも適切な視点からしっかり厳しく言及している。
  3. メカ系を磨けば磨くほどIT系のお座成りな対応が目に付くという矛盾。好きな技術に注力してもそれは商品づくりではないということを改めてマツダ経営陣、開発責任者はりかいすべき。
  4. 車載ITについてじゃ一切トヨタとの提携の成果を待つ姿勢ではマツダ(広島)はトヨタの生産部門の一つに没落しかねない。 
  • 是非オリジナルサイトで全文通読して欲しい。更には氏の関連記事にも目を通して欲しいと思う。
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https://dime.jp/genre/498945/

3列シート7人乗りのマツダのSUV『CX-8』の完成度をチェック(2018.01.15)


■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 マツダの新型SUV『CX-8』の最大の特徴は、3列シートを備えて定員が7人乗りになることだ。少し前に、マツダはミニバンからの撤退を発表している。現在販売してい『MPV』『プレマシー』『ビアンテ』などの新型を開発せず、新たなミニバンも生み出さないことを明らかにしたのだ。英断だと思う。



 
 ミニバンや軽自動車などは、コモディティ(実用品)としてメーカーごとの製品の特徴を出しにくかったり、仮に出したところでそれが評価されて販売増につながりにくい。また、そのままでは輸出もしにくい。それならば、無理に自社で開発せずに、他メーカーから都合してOEMとして販売した方が合理的かつ効率的だ。OEM化の流れは、すでにすべての自動車メーカーの間で広まっており、マツダも軽自動車の多くをスズキから融通してもらっているくらいだ。



 
https://dime.jp/genre/498945/2/

■機械として優れているか? ★★★★(★5つが満点)

 ミニバンに取って代わるクルマとしても『CX-8』の役割は大きいのではないか。実際、ミニバンと較べるまでもなく『CX-8』はキビキビと良く走る。試乗した2.2Lのディーゼルは力たっぷりで『CX-8』を小気味良く加速させる。ハンドリングもシャープで、「ズームズーム」のテレビCMの通りに機敏に走る。

 車内も広い上に、革シートもゴージャスに見えたりもする。後席へ移動しやすい6人乗り仕様も用意されている。内外デザインも、良く吟味されていてカッコいい。メディア向け試乗会で、自分ひとりで借り出して首都高速と一般道を走った分には『CX-8』の印象はとても良かった。




 マツダが標榜する「BE a driver クルマがカラダの一部になった瞬間、本当の走る歓びが訪れると信じている。もっともっと、人とひとつになるクルマを」というCX-8のカタログの最初に出てくるコピー通りに仕上がっている。その点においては、機械として優れているのは間違いない。せっかくのヘッドアップディスプレイがサングラスを掛けてしまうとまったく見えなくなってしまったりする弱点も改善は簡単だろう。


https://dime.jp/genre/498945/3/

■商品として魅力的か? ★★★(★5つが満点)

 しかし、好印象を抱いた『CX-8』を返却しながら、ふと、立ち止まってしまった。「シートが3列あるということは、自分がハンドルを握ろうが握るまいが、大勢で乗る機会が多いということだ? ドライバーひとりで乗ることよりも、大勢で乗ることを想定している。それって、どんな時だろう?」通勤通学の送迎などもあるだろうけれども、レジャーで最も活躍するのではないだろうか?


 

 ゴルフやスキーなどのスポーツもあれば、キャンプやトレッキングなどのアウトドアアクティビティもある。近場もあれば遠くにも行くだろう。『CX-8』に乗ることが目的ではない。CX-8に乗って、遊びに行くことが目的だ。「だったとすると、もう少しユッタリとした走りっぷりの方が良くはないだろうか!? こんなにキビキビしていては、ドライバーは“走る歓び”を感じるのかもしれないけれど、乗せられている方はタマラない」

 キビキビ走るクルマは反応が直接的だから、揺さぶられたり、突き上げられたり、ショックが直接的になってしまう。『CX-8』はその傾向が強い。ましてや、ゴルフやスキーの帰り道だったらドライバーだってツラいだろう。キビキビじゃなくて、ゆったり、マッタリした走り味じゃないと疲れた身体にムチ打たれるようなものではないか。ドライバーの「運転する歓び」など二の次、三の次で構わない。


 

 遊び疲れて家路を急ぐ場合にありがたみが大きいのが、運転支援デバイスのアダプティブクルーズコントロール(ACC)とレーンキープアシスト(LKAS)である。この連載コラムでも最近、頻繁に登場するこれらふたつの運転支援デバイスは高速道路や自動車専用道での事故を未然に防止し、ドライバーへの負担を減らす。僕の経験では、これらふたつを使うと疲れが全然違う。

『CX-8』にも2つは装備されているのだけれども、その作動状況を示すインジケーターがとても小さいのが残念だ。ACCは前車がいなくなっても設定スピードで走り続けるだけだが、LKASは白線を読み切れなかったり、カーブがキツかったりすると作動が解除されるから、インジケーターはとても大事なのだ。一番大事かもしれない。




 だから、ACCとLKASの表示は大きければ大きいほど良い。ボルボやBMW、ランドローバー、プジョー、レクサス、トヨタのカムリなどはそれに気付いて大きく表示されるようになっている。『CX-8』は小さ過ぎる。

 ヘッドアップディスプレイにはそれよりは大きく表示されるが、前述の通り、サングラス越しではまったく使いものにならなかった。針のある、大きなスピードメーターとタコメーターを残す必要性はないのだから、一刻も早く液晶メーター化して、ACCとLKASを切り替え式のマルチディスプレイの中で大きく見せるようにするべきだ。

https://dime.jp/genre/498945/4/

 コネクティビティについても、考慮されたあとが伺えない。CarPlayもAndroidAutoも装備されていないし、車内がWiFiホットスポットにもなっていない。2列シートのクルマならいざ知らず、レジャーの帰り道に3列目に乗った人が車内で最初に何を行うだろうか?




 スマートフォンを取り出して、スキーやゴルフ中に撮った画像をSNSにアップしたり、帰りの晩御飯をどこで食べるか検索したり、スマートフォンやタブレット端末がフル活用されるだろう。車内をWiFiスポット化しているクルマは今は珍しくないのだから『CX-8』のようなクルマこそ率先して行ってもらいたかった。

 キビキビ走ると気持ち良い時もあるけれども、このクルマではそうした場面は少ないはずだ。このクルマの使い途を考えてみれば、他のマツダ車と同じように開発しては、せっかくの3列シートが活きてこない。ズームズーム一本槍ではないクルマも使い途もあって、『CX-8』はそちらではないか。

『CX-8』はマツダらしくマジメに造られているけれども、マジメさを向ける先がちょっとズレてしまっている。せっかくの3列SUVなのに、その想定ユーザー像と使用例を顧みることなく、マツダ得意のスポーツカーやスポーツセダンを造るような姿勢で造られてしまっている。とてももったいないと感じた。

■関連情報


http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/

文/金子浩久

モータリングライター。1961年東京生まれ。新車試乗にモーターショー、クルマ紀行にと地球狭しと駆け巡っている。取材モットーは“説明よりも解釈を”。最新刊に『ユーラシア横断1万5000キロ』。


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マツダコネクトは手に負えない次世代コンセプトだった?

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マツダコネクトは手に負えない次世代コンセプトだった?
マツダは漸くマツダコネクトの本格改修(?)に乗り出したか。最近は次世代コンセプトカーの発表に合わせて新しいマツダコネクトの概要をイメージリークしているようにも見える。

マツダコネクトそのものの歴史はマツダオフィシャルサイトに公表されているようには見えないが、門前の小僧的な大まかな理解は多分こんなところだろう。

マツコネ初期バージョンは2013~2014年頃に導入されたのではないか。海外の車載情報systemベンダーと協業したようだ。構想は素晴らしいものだった。しかし構想レベル、実験室レベルで、実用化技術には至っていなかったのではないか。製品としてのマツコネの出来は散々だった。それにも関わらず市場に出してしまった。この辺がマツダ品質ポリシー、経営ポリシーの欠陥だ。市場の厳しい反応を見てその場しのぎの対策を今度は日本のベンダーと組んでやった。今のマツダ車に搭載されているマツダコネクトは継続的に改善されていたとしても結局は妥協の産物に留まるのではないか。初期コンセプトは野心に溢れて業界が注視しただろうと思うが今は恐らく初期構想の欠片も残っていないだろう。

マツダのチャレンジは素晴らしい。しかしマツダ社内の実験にユーザーを巻き込む姿勢は最低だ。新しいマツコネがいよいよ出てくるなら大歓迎。是非既存ユーザーにもオプションとして提供して欲しい。我慢して使っているユーザーの労に報いるべきだ。

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新しいマツダコネクトとの関連は知らないが、コネクテッドカーに取り組むトヨタの記事が出ていた。勿論トヨタ以外のメーカーも全力投球に入っている。トヨタと提携したマツダは技術を共有できるかもしれない。仲間作りが成功の要件だから間違いなく共有になるだろう。当初目論んだマツダコネクトなど1社にどうにかなる代物ではなかったのだ。プレゼンテーションだけが上手い企画屋もどきにマツダ経営陣はすっかり騙されてしまったに違いない。マツダは上から下までメカ屋の発想は出来るが情報屋の発想は苦手。

トヨタも事情はあまり変わらない。世界を見ればトヨタは既に周回遅れだろう。トヨタは走り出せば早い。トヨタコネクトが業界標準を提供できるようになるかどうか、新しいマツコネの中身がトヨタコネクトなら目論見は達成したと言えそうだ。

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http://news.nicovideo.jp/watch/nw3189739

常時ネット接続でこんなに便利に!? 新型クラウンがコネクテッドカーの新しい基準に!
 

2018/01/03 06:00週プレNEWS

今夏の全面改良に向けて次期型クラウンの試作車が「第45回東京モーターショー2017」に登場して、大きな注目を集めた。

常時インターネット接続となる新型の全貌と、その走りにもがっつり迫った!

■トヨタが協業に奔走している理由

昨年3月、トヨタは2020年に「5G(第5世代移動通信)」を活用して常時ネット接続するコネクテッドカー(つながるクルマ)の研究開発でNTTと協業すると発表。さらに8月には、NTT、NTTドコモ、インテル、エリクソン、デンソー、トヨタIT開発センターと、コネクテッドカーの普及に向けてデータ処理システムなどを研究する団体の設立も発表した。

そして11月5日に閉幕した「第45回東京モーターショー2017」でトヨタはクラウンコンセプトを出展。副社長のディディエ・ルロワ氏は、「新型クラウンが日本のコネクテッドカーの新しい基準となる!」と宣言した。さらに2020年までには日米のほぼすべてのトヨタ乗用車に車載通信機「DCM(データ・コミュニケーション・モジュール)」を搭載し、クラウド上にあるトヨタの「モビリティ・サービス・プラットフォーム」につなげるという。

それにより世の中を走る全トヨタ車から取得できるビッグデータを活用して、常にドライバーに渋滞などの有益な情報を提供できる。しかも、道路や信号などのインフラともつながり、予防安全にも役立つ。つまり、2018年夏に登場する15代目クラウンは、2020年をにらんだトヨタのコネクテッドカーの先駆車ってわけだ。

ここで気になるのは、トヨタがなぜここまで急ピッチで協業を進めているのかということ。自動車ジャーナリストの川端由美氏が明かす。

「次世代カーの軸は電動化、自動化、シェアサービスの3つといわれていますが、実はそのどれもがコネクテッドカーの技術を必要とする。クルマが常時ネット接続したときに、次世代カーは初めて魅力的なサービスを提供できるんです。そしてトヨタは協業により、現在、コネクテッドカーに有利な技術を持つIT企業などと同じ開発スピードを得られます」

一方、次世代カーの開発で日本の先を行くのが欧州勢である。欧州のコネクテッドカーはどうなっているのか。

「VW(フォルクスワーゲン)は2025年までにEVの販売比率を全体の25%、300万台にすると宣言していますが、実はEV化と同時に、コネクテッドカーにもする方針。また、BMWの新車はすでにコネクテッドカーになっていて、『パークナウ』なるサービスでは、BMWと提携した駐車場を予約できます。

メルセデスベンツもコネクテッドカー向けのサービスを昨年8月から日本国内に投入し、万が一の事故の際には緊急通話が自動的に専用のコールセンターにかかります。

独の大手部品メーカー、コンチネンタルは、2020年に新車のほぼ100%がコネクテッドカーになると予想し、後づけでコネクテッドカーにできるデバイスを開発中です。しかも独自のクラウドサービスを構築し、ドライバーが求める情報を積極的に配信することも視野に入れています」(前出・川端氏)

日本のコネクテッドカーは欧州勢に太刀打ちできるか心配になるが、自動車専門誌の編集者は苦笑いしながら言う。

「現時点ではどの国のコネクテッドカーもそう大差はない。今やれることは車載通信機から得たデータを活用し交通渋滞を検知したり、車両を遠隔診断する程度ですから」

■クラウンをニュルに持ち込んで鍛えた!?

最後に気になる15代目クラウンの走りにも触れよう。トヨタは詳細を明らかにしていないが、プラットフォームはTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)に一新! パワートレーンはハイブリッドのほかに数種類を予定している。ちなみにマフラーはド迫力の斜めカットデュアルタイプの4本出しが装着されていた。走りにうるさい自動車ジャーナリストの河口まなぶ氏は、15代目クラウンの走りをこう予想する。

「新型クラウンは独のニュルブルクリンクサーキットで徹底的に走りを磨いたと聞いています。国内専売車なのにここまでやるのは、トヨタが欧州プレミアムカーのメルセデスベンツ、BMW、アウディをライバルととらえ、真っ向勝負を考えているからでは?」

胸をギンギンに膨らませながら新型の登場を待とう!

◆発売中の増刊『クルマプレイボーイ』では、2018年のイチ推しカー、コンパクトSUV最強の10台、ニッポン自動運転の実力、各メーカートップ独占インタビューなど、専門誌が書けない最新クルマ情報がアツ盛り!

(取材・文・撮影/黒羽幸宏)
常時ネット接続でこんなに便利に!? 新型クラウンがコネクテッドカーの新しい基準に!

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永遠の課題「引き算のデザイン」マツダは何処まで理解しているか?

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永遠の課題「引き算のデザイン」マツダはどこまで理解しているか?

マツダにはデザインのプロも揃っているのだからタイトルは失礼千万に違ない。ご容赦を。

さてマツダ関連の記事はどれも興味深い。どうしても目に入ってしまう。記事内容はジャーナリストの主張とマツダのパブリシティ活動の合作にならざるを得ないものの、その間の綱引きも想像すればますます興味深いものになる。

引き算とか無駄のそぎ落としは工業デザイナーの基本の一つだから今さら先端デザイナーから聞いてもピンと来ない。言い換えるならこの基本的な発想は実際は永遠に達成できない課題と理解すべきだ。

マツダの人は安易に「無駄の削ぎ落し」などという物言いをすべきでないだろう。初期モデルは無駄なデザインだった?。無駄ものを買わされたと思うユーザーが出てくるかもしれない。技術屋もデザイン屋も自由に技術やデザインの話をしていて構わないが自分のワークスペースの中でやってくれ。外に出るメッセージは常に顧客を意識すべきだ。(これはイチャモン!?!)

デザインはその時その組織が持っている技術に左右されるということを忘れないように。その時点の技術を前提にベストデザインを達成したものだ。技術革新が進めば車の形も変わる。

マツダのデザイナーがその時点のベストデザインを達成できなかったから後々引き算を続けているならクレームものだろう。未熟でしたと先ず反省の弁でも垂れるがいい。

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マツダは無駄なものを売り付けたのか?

無駄を削ぎ落す。だから引き算。でも誰も無駄が何か分からない。世界観、価値観、事情の異なる多くの人が利用する工業製品に普遍的な要件を設定できる訳がない。平均的なモデル、あるいは想定したいモデルを設定できれば要件を絞り込むことは出来る。それらは決して自分ではあり得ない。しかし、共感を持つことが出来れば歩み寄ることも可能だろう。

空力デザイン、コクピットデザイン、スポーツドライブ、クルージングドライブ、安全性能デザイン、IoTデザイン(?)等を見ていくと、削ぎ落とす前に不足するものばかりではないかな。後付けで装着して何かを犠牲にしていないかな。

古いマジックワードに囚われないで本当の先進性のあるデザインを他社に先行してやって欲しいものだ。動植物の進化プロセスを理解するとマツダのデザインアプローチは完全に逆を行っているように見える。

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https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12180-640131/

マツダの新しいブランドデザイン哲学"魂動デザイン" 15年から無駄をそぎ落とす

2018年01月03日 14時30分 NEWSポストセブン
記事まとめ

    マツダは2012年から新しいブランドデザイン哲学"魂動デザイン"を展開してきた
    15年から、マツダのデザイナーは「引き算のデザイン」という言葉を使うようになった
    無駄をそぎ落とすことで緊張感のある形を作り上げるという手法だという

マツダ車の魂動デザイン 無駄をそぎ落とす「引き算」で進化

2018年01月03日 07時00分 NEWSポストセブン
マツダ車の魂動デザイン 無駄をそぎ落とす「引き算」で進化

昨秋の東京モーターショーで出品した「魁 CONCEPT」

 電動化、コネクティビティ、自動運転など、さまざまな技術革新の荒波にもまれる自動車業界。カーシェアの台頭などでクルマのコモディティ化が一層進むのではないかという観測も出ている。

 自動車メーカーがその変化に対応しながら自分のアイデンティティをどう保つのか四苦八苦するなか、そのトレンドに乗らず今日の基準で言うところの“いいクルマづくり”でひたすら押しているのがマツダだ。

「今後、いろいろな変化は起きるだろう。だが、電動化や運転の自動化の時代を迎えても、人々がより質の高い、楽しい移動を求めることは変わらないと思う。こういう時代だからこそ、ブレずにいいクルマづくりの力をひたすら磨くこと。それが自分たちが今やるべきことだと考えている」

 開発系幹部の一人はこう語る。マツダも時代の変革のプレッシャーを受けていることに違いはないが、それに動揺して戦略がブレては元も子もないという考えだ。

 電動化や自動運転などの先端技術で後れを取れば自動車メーカーは生き残れないという見方もあるが、年間生産台数が200万台に満たない中小規模メーカーにとっては、そのトレンドに与しないという戦術はありだ。

 自動車という大衆商品においては、どんなハイテクも普及段階で必ず低価格化、普遍化が起こる。EV、ひいては自動運転車でさえも、将来的には有力な完成車メーカーや部品メーカーと手を組むことで、技術を手に入れられる時代が来るのだ。

 もちろん提携相手に翻弄されないよう一定のノウハウは自前で得ておく必要はあるが、多額の資金を必要とする先端技術開発でマツダが先んじようとする必要はないというのは冷静な判断と言える。

 そのマツダの“いいクルマづくり”だが、取り組みを本格化させたのは2000年代半ば。途中、リーマンショックの影響をモロに受けて4期連続赤字を計上するという苦境にも見舞われながらも、「マツダが生き残る道はこれしかない」とばかりに続けてきた。例えば、こだわりのデザインはその象徴といえるだろう。

 マツダは昨秋の東京モーターショーに2つのデザインコンセプトモデルを出品した。ひとつは純粋なデザインスタディである「VISION COUPE」、もうひとつは2年後に登場するものとみられるCセグメントコンパクト「アクセラ」の次世代モデルの習作とみられる「魁 CONCEPT」。どちらもボディの外板にプレスによる折り目をつけず、曲面だけで造形感を出しているのが特徴だ。

 じつは、市販車でもボディの折り目を減らす傾向はすでに出ていた。2016年に発売した北米向けの大型SUV「CX-9」、そして昨年1月に日本発売となった中型SUV「CX-5」の第2世代モデルは、いずれもボディの折り目は低コストで強度を持たせるのに必要とおぼしき最小限度にとどめられており、デザイン要素としての線はほとんど使われていない。CX-5より1クラス上の「CX-8」はプレスラインを持っているが、それとて相当に控えめだ。

 マツダは2012年に発売した初代「CX-5」以降、「アテンザ」「アクセラ」「デミオ」……と、新しいブランドデザイン哲学“魂動デザイン”を展開してきた。それらは良く言えば動感にあふれているが、悪く言えば作為的で表現過多とも受け取れるところがあった。カッコはいいが、やりたいことを盛りすぎというきらいがあったのである。

 ところが2015年、東京モーターショーでロータリーエンジン搭載のスポーツカーのデザインコンセプト「RX-VISION」を出したあたりから、マツダのデザイナーは「引き算のデザイン」という言葉をしばしば使うようになった。

 デザインのためのデザインではなく、エンジンルームや客室など必要部分を空力的に良い形で覆い、無駄をそぎ落とすことで緊張感のある形を作り上げるという手法だ。第2世代CX-5の実物は、たしかにそういう印象を与えるところがある。

 初期の鼓動デザインは、ここぞとばかりに自分たちはこれだけやれるという思いのたけをデザインに盛りまくっていたが、その溢れ出るアイデアと創作エネルギーの奥行きを冷静に見つめ直したというわけだ。

 この変化は、マツダのチャレンジの経緯がにじみ出ているという点で大変興味深いものだ。マツダはリーマンショックを機にフォードグループから外れ、自活の道を歩むことを余儀なくされた。後ろ盾を失ったマツダが選んだのは、商品で秀でることでブランド価値を高めていくというものだった。

 ついでに言えば、冷静になったのはデザインだけではない。クルマの性能についても、これまでのマツダ車はハンドリングのために他のファクターを少なからず犠牲にするようなところがあったのだが、現行CX-5ではその傾向が大幅に薄まった。一点豪華主義ではなく、静粛性、乗り心地などにもリソースを割く、バランス型のチューニングになったのだ。

 と言って、丸くなった、つまらなくなったわけではない。ハンドリングが重要という考えをしっかり持っていさえすれば、そこを過剰に自己主張せずともそれはクルマづくりにちゃんと表れるのだということを、開発陣が肌身で感じ取ったのであろう。これも一度、やりたいように思い切りやってみたからこその成果と言える。

 日本の自動車メーカーはスクラップアンドビルドの気質が色濃いためか、進化より変化を好む傾向がある。そのなかでマツダが進化らしきものを提示しはじめたことは、2017年の日本の自動車業界の動向のなかで、とりわけ興味深く感じられた。

 冒頭で述べたように、クルマは今、大変革の時期にあるのは確かだ。が、百人百様のライフスタイルがある自由主義の世の中では、かりにEV、自動運転、カーシェアの時代が着ても、クルマの多様性への要求はなくならないだろう。

 その基本となるいいクルマづくりの競争はこれからも続く。2018年、どのメーカーがどんな妙手を打ってくるか、楽しみなところだ。

■文/井元康一郎(自動車ジャーナリスト)

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