数字が示すマツダの屋台骨"CX-5" リピート率のアップが今後の課題!
CX-5のカスタマーベースが世界中で拡大。既存技術の流用で開発投資の回収は終わっているだろうから今は金のなる木に育った状態に違いない。
幸か不幸かCX5を凌駕するコストパフォーマンスを有する競合は現れていない。継続的な改良はCX5のポジションをより強固なものにしている。2012年から各年次、3年車検、5年車検、7年車検で切替ユーザーのリピート率はどのように推移しているか。中古車ユーザーのリピート率も重要だ。長期利用ユーザー率も同様に重要。
リピートユーザー
- 改良されたCX5に乗り換える。狭義のリピート率。
- マツダのCX5以外の車に乗り換える。広義のリピート率?。
- CX5を乗り続ける。これはリピートとは言わないが意味することはとても重要。
- 他社の車に乗り換える。敗北?。
- 乗り換えないで手放す。CX5が最後の車?。微妙。
こんな単純に考えても得られるものは少ないかも知れない。年数がたてばライフスタイルも家族構成もいろいろ変わるものだ。
マツダはやがて膨大なCX5カスタマーベースをどのように導くか決断しなければいけない。大袈裟だね。でも他社に持っていかれたら深刻でしょ?。CX5が成功すればするほど次の展開が楽しみだ。
CX-5カスタマーベースはマツダの大きな財産だが、ケアを間違えばそのまま負の遺産になりかねない。企業信頼を獲得し維持し強化するため、必要なことは十分できているか。
因みにトヨタは企業ミッションを再定義したようだ。
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https://motor-fan.jp/article/10007367
2019/01/05
MotorFan編集部
北米で売れているマツダ車の2台に1台は、CX-5!2018年北米マツダの販売台数が発表された
マツダCX-5。
マツダの北米部門である北米マツダ(Mazda North American Operations=MNAO)が2018年12月期のセールスを発表した。
マツダの北米部門である北米マツダ(Mazda North American Operations=MNAO)の発表によると、マツダの北米での2018年の年間販売台数は30万325台で、前年比3.7%増となった。
マツダのリリースには、DSRという聞き慣れない単語が出てくる。これはDSR(Daily Selling Rate)という指標で、1日あたり何台売れたか、と言う意味だ。
DSRで見るとこうなる。
2017年が28万9470台 306日 でDSRが946.0
2018年が30万325台 307日 でDSRが978.3
で、DSRベースで考えると2018年は3.4%増となった。
北米とメキシコでマツダ車を扱うディーラーは約700ある。つまり、1ディーラー1日あたり1.4台売れた計算になる。
さて、2018年の北米マツダのセールスを分析してみよう。
・SUVのCXシリーズ(CX-3/CX-5/CX-9)の年間セールスは、前年比15.3%アップで19万5778台
・とくにCX-5が好調で18.1%アップの15万622台を売った。
・マツダ6(アテンザ)は、12月のセールスが前年同月比32.7%の大幅アップを果たしたが、年間では17年比7.4%ダウンの3万938台を販売した。
・モデル末期のマツダ3(アクセラ)は、13.8%ダウン。
・MX-5 Miata(ロードスター)は、年間で8971台。前年比20.6%ダウン
国内には投入されていないCX-9のセールスも好調だ。
栄えある「北米でももっとも売れるマツダ車」は、2018年もCX-5だった。
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